幼い頃から、人の表情や声の変化、その場の雰囲気などに気づきやすい子どもでした。
当時は、感じたことをうまく言葉にできず、相手との距離感に悩むこともありました。
さまざまな経験を重ねた今は、自分の考えを一方的に伝えるのではなく、目の前の方のお話を丁寧に伺い、その方の気持ちやペースを大切にすることを心がけています。
短大卒業を目前に父を亡くし、その後は幼稚園教諭、結婚、子ども3人出産と子育て、営業の仕事、母や姉の介護など、さまざまな経験をしてきました。
自身の体調を大きく崩し、食事を取ることも難しくなり、約3か月間入院したこともあります。
その後、離婚や家業である法人の引き継ぎなど、生活が大きく変わる時期を過ごしました。
心も身体も疲れていた頃、私を支えてくれたものの一つが、アロマテラピーでした。
精油の香りに包まれ、トリートメントを受けることで、緊張していた心と身体がゆっくりとほぐれていくのを感じました。
この経験をきっかけに、同じように疲れや悩みを抱えている方が、安心してひと息つける場所をつくりたいと思い、アロマトリートメントサロンを立ち上げました。
トリートメントの仕事を始めてから、12年になります。
これまで多くのお客様と接する中で感じてきたのは、身体の疲れだけではなく、仕事や家庭、人間関係など、さまざまな思いを抱えてサロンを訪れる方が多いということです。
だからこそ、施術だけを行うのではなく、安心して過ごしていただける空間づくりや、気持ちに寄り添うことを大切にしています。
また、アロマテラピーに加えて、呼吸や瞑想、心身のリラックスについても学んできました。
今後は、精油の香りや呼吸法などを取り入れながら、心と身体の緊張をゆるめ、自分自身と穏やかに向き合うための新しいメニューもご提供していきます。
何かを無理に変えたり、答えを押しつけたりするものではありません。
忙しい毎日の中で一度立ち止まり、心と身体を休め、これからの自分を落ち着いて考えるための時間としてご利用いただければと思っています。
末の息子が成人し、長かった子育てもひと区切りを迎えました。
母や姉の介護を終えた今、これまでの人生を振り返ると、決して平坦な道ではありませんでした。
それでも、うれしかったことも、つらかったことも、すべての経験が今の仕事につながっていると感じています。
人生には、自分一人では抱えきれないほど疲れてしまう時があります。
そんな時に、少し肩の力を抜き、安心して過ごしていただける存在でありたい。
これまでの経験を生かしながら、お一人おひとりに丁寧に向き合い、心と身体が穏やかになれる時間をご提供してまいります。